輸入品にアスベストが含まれていないか調査する

アスベストが含まれている製品を使う事は、世界的に見た場合には、どちらかと言うと禁止している国の方が多くなっています。とは言え中にはアスベストの使用が認められている国があるのも実情です。このような国から商品を輸入した場合には、知らない間に成分が含まれているケースもあり、場合によってはこれが法律違反につながることもあります。無駄なトラブルに見舞われることを防ぐためにも、輸入に関してはその規制について事前に確認しておくことが求められます。

日本においては、2006年からアスベストが0.1%含まれている製品の製造や輸入、譲渡や提供、使用等全てが禁止されました。なぜ輸入が禁止されているのかと言うと、日本で製造や使用を禁止しているのにもかかわらず海外から入ってきたもので流通した場合には、それが原因となって健康被害につながる可能性があることが理由です。実際に調査してわかったことですが、耐熱性や電気絶縁性、耐薬品性に優れているので、多くの製品に利用されてきた過去があります。これまでに調査したことでわかった含まれている商品としては、ブレーキパッドなどの摩擦材、接着剤やパッキン等のシール材など多岐に渡ります。

商品を海外から輸入するにあたり、アスベストの含有率が0.1%を超える製品であるかどうかを調査する必要があります。海外の1部の国では輸出の制限がないものの、日本国内では規制の対象となるので、輸入は違法です。輸出元に対し含まれていないことを調査士証明してもらうことが大切です。

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