
アスベストといえば、今から10年以上も前にニュース番組で大きく騒がれたこともあり、知らない人はいないのではないでしょうか。しかし、実際にそれがどういうことで、どのように分析できるか‥と聞かれると答えられない人も多いかもしれませんね。アスベストは、軽くて耐久性にとても優れていたことで建材として大量に用いられていた物質です。しかし人間がこの成分を吸引してしまうことで、肺がんや中皮腫などの恐ろしい病気を引き起こしてしまうことが発覚しています。
このことから、2006年に政府によって新規に使用することは正式に禁止されています。政府の統計によると、この成分が用いられた建物は全国で280万棟に登るという分析結果が出ているんです。実際にアスベストによる被害者の多くは、この成分が使われた建物の近くに住んでいたり、この成分を製造していた人に多く出ています。現在では建築物にこの成分は使われていないため安心だと思われるかもしれませんが、将来的にこれらの建造物を解体する時に粉塵が出ますから、それを吸うことでさらに被害が広がると分析できるでしょう。
この成分は肉眼では見ることができないほど細かく、現実には人の髪の毛の直径よりも細い繊維からなっています。ですから、飛散した際には空気中に漂ってしまいますし、人がそれを吸ってしまえば肺胞に付着しやすいという性質もあります。そしてこの成分は丈夫で変わりにくい物質でもあるので、特に気を付けておかなければならない案件だと考えられるのです。
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