アスベストの分析方法とは

アスベストの分析方法については法律で詳しく決められています。その内容に合っていなければ、いかに詳細な解析を行っていたとしても認められることはありません。アスベストについての1法では、国際規格に準拠した方法で実施することが定められています。この方法では実態顕微鏡と偏光分散顕微鏡を使用します。

建材資料を実態顕微鏡で観察してからアスベスト繊維を抜き取ります。その抜き取ったものを偏光顕分散鏡で判定を行います。素人であれば顕微鏡を使ってもそれがアスベストであるかどうかの判定が出来ないので、専門家が見て判断します。使用する機器も非常に精度の高いものを使うことが決められています。

2法はこれまでの規格を前提としながら修正を加えたものです。建材資料を粉体状にしてから、X線回折装置で測って石綿の回折角があるかどうかの定性確認をします。その繊維を測定していきます。1法以上に細かい分析を行うことが出来ますが、技術もより高いものが求められます。

3法では各アスベストの定量を行います。建材試料を入荷した時にはその一部を粗粉砕して篩にかけます。その際に繊維状の物が残った場合にはその内容について実態顕微鏡で分析します。その結果から全体を推量し、安全性を確認します。

手間のかかる手順ではありますが、この手順を省いてしまうと後々大きなトラブルに繋がっていくことがあるので、しっかりとコストをかけてでも詳細に分析するようにしましょう。

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